Author Archive: Sadao Kawahara

すまいる11号平成29(2017)年6月17日

自分のことは一番見えにくい

「放っておいてください、自分の事は自分が一番知っているのですから。」私たちは、周りからとやかく言われることを好みませんが、どうしてどうして、自分のことは自分が一番分かりにくいものだと思います。
たいていの人は自分のことを過大視するか過小視するか、どちらかです。客観的に公正に自分自身を見ていくことは難しいものです。過大視は、「買いかぶり、うぬぼれ」になり、過小視は、「ひくつ、自信喪失」につながります。
では、自分のことを私たちは、何を手がかりにして知るのでしょうか。それは結局、自分を周囲の人々がどう見てくれているかということではないでしょうか。

すまいる10号平成29(2017)年6月11日

自分の気持ちを押し通さず…

人間は社会の中で生きています。また、社会から離れて生きていくことはできない生き物です。
社会の中で生きているとは、どこに行っても何をしても、自分は必ず周囲にいる人たちにお世話になっているということです。他の人々に少なからず迷惑をかけているのが私たち人間です。例えば、自分の身の回りにある自分のもの、着ているもの、使っているもの、本やノート、鉛筆、ボールペン等々、どれ一つを取り上げても、誰かが作ってくださったもの、誰かが手をかけてくださったものです。誰かもわかりませんが、多くの方々の恩恵を被っていないものは何一つありません。
結局、人間というのは、多かれ少なかれ、自分が折れて他の人々に合わせていくという生き方をしなければなりません。自分が折れてというのは、自分の気持ちを押し通さず、周囲の人々に合わせることと考えます。

すまいる9号平成29(2017)年6月3日

子どものストレスに寄り添う!

「勉強」は「勉めて、強いられる」ものですからストレスは、つきものだと思います。
わからないから勉強をします。わかるまでにはいろいろな壁に当たります。それを乗り越えるにはストレスがかかります。苦労や悩みはあって当然であり、それを乗り越えながら子どもたちは成長します。
逆に言えば、ストレスのない勉強というのはなく、子ども時代にストレスを感じさせないように育ててしまったとしたら、将来の姿がかえって心配になってしまいます。
本校の子どもたちは、月曜日から金曜日まで現地校で学び、日本と異なる文化、生活習慣、言語環境で生活しており、言語取得、学習、健康、進路、対人関係などの多様な問題に直面してストレスは相当なものと想像できます。
大切なことは、子どものストレスや悩みがどの程度のものなのかを知り、きちんと親、教師が寄り添えるか、一緒に悩めるかどうかです。

すまいる8号平成29(2017)年5月27日

一人はみんなのために、みんなは一人のために

学校行事の中でも入学式・卒業式とならび重要な位置づけにあります運動会は、二つのねらいがあると思います。
その一つは、「自分の体力と健康を振り返ること」です。人は誰もが健康な時は、自分の体や体力のこと、病気になったときのことなどを考えないものです。毎日の生活や学校生活は、健康なくしては成り立ちません。補習校では運動する機会はありませんが、ケガに気を付けながら、グランドで自分の持てる力を発揮して、体を動かして自分の体や健康を確認するといいでしょう。
もう一つは、「個人の責任を自覚して、連帯と友情を深めること」です。競技・演技するときは、第一に自分のために、所属するチームのために全力を尽くしてください。応援する時は、出場している仲間のために声援を送ってください。中高生や継承4のみなさんには、運動会の演技競技を支える補助員としての仕事を精一杯頑張ってください。One for all,all for one.「一人はみんなのために、みんなは一人のために」を体感する機会が運動会です。そのなかで、新たな友達ができることや友達の新たな一面を見ることもでき、友情の輪が広がります。

すまいる7号 平成29(2017)年5月20日

やさしさとは・・・

かつては学校の成績も「優、良、可、不可」という四つの段階で物事を評価していました。優は最高の評価をあらわします。また、優という字は「すぐれる」と読み、「やさしい」という字を漢字では「優しい」と書きます。「すぐれる」と「やさしい」とう二つの言葉が、同じ漢字であることから、やさしいことが最も優れているという解釈もできると思います。
その優の字を見ますと、「にんべん(亻)」に「憂」とう字に分けられます。「人のことをうれえる、心配すること」が優ということになります。他人のことを憂い、心にかけることがやさしさであり、人間として優れたことになるでしょう。このように優という字には、深い意味があることが分かります。
他人の立場にたって心を配ることがやさしさの基本であり、そのことが人間として最もすぐれたことであるといってもよいでしょう。

すまいる6号 平成29(2017)年5月7日

たとえ数分でも価値ある時間になる

詩の朗読をするのでAさんは、練習の様子をお母さんに見てもらいたいと思い、お母さんに頼みました。すると、母さんは、二つ返事で答え、さらに続けて「でも、早くしてね。電話をかけなくちゃならないんだから。」
すると、Aさんは、急き立てられるような気分になり、だんだんと気持ちが沈んできました。
親が喜んで子どもと時間を過ごせば、子どもにはそれが伝わります。一日のたとえ数分でも、その子だけに注意を集中させる時間をつくってあげることができれば、子どもには伝わります。
忙しい中で、子どもと一緒になって過ごす時間をつくりだすことは難しいかもしれませんが、子どもにとってはその数分がとても値打ちのあるものなのです。
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すまいる5号 平成29(2017)年4月29日

アースデー(地球の日)
通勤途中に「アースデー」と書いた小さな看板を見つけて調べてみました。
「アースデー」は地球の日とされ、地球環境を守るために、世界的な規模で市民が行動を起こす日です。
深刻な地球環境への警鐘と地球環境保護への運動を推進するため、米国ウィスコンシン州選出の『ゲイロード・ネルソン上院議員』が、1970年4月22日をアースデーにすると宣言しました。
私たちの住んでいる地球が、出来上がったのは46億年前です。46億年を1年に置き換えてみますと、人類発生は、大晦日の新年を迎えるという一瞬です。そこからまた、ほんのほんの瞬きもない時間の中で、人類は文明を発達させましたが、一方では地球が築いてきた私たちの原点である地球の環境を破壊しています。
環境保全というテーマは大きいですが、身近なところからできることはきっとあるはずです。

すまいる4号 平成29(2017)年4月22日

実践・実行が自分をつくる!
親・教師は子どもたちに「あなたは、やればできるのに、どうしてやらないの」と叱ったり、「やればできる。がんばりなさい」と励ましたりします。「やる」ことが「できる」ことにつながることは確かです。しかし何でも「できる」とは限りません。これは確実ですが、「何かをやれば、それによってその何かができる力」は身についてきます。「やれば力はついてくる」のです。したがって、「何をやるか、がんばるか」が問題と思います。
自転車に乗り始めた頃、生まれつき自転車に乗れる力があったのではないと思います。『乗ろう!乗りたい!』と思って、転んだりぶつかったりしながら練習したからこそ、乗る力ができたのでしょう。
このことはどんなことでも同じです。プロの野球選手、サッカー選手、ピアニストにしても、「上手になりたい」思いで、何度も何度も練習して、だんだん力が出てくるのです。勉強もきっと同じですよ。

すまいる3号 平成29(2017)年4月15日

自ら友になる!

新学期のこの時期は、学年学級が変り、先生も変わり、学級の友だちを変わり、早くお互いに知り合い仲良くなることがねらいです。
補習授業校生活を充実させ楽しい場所にする要因に、どんな友だち関係の中で過ごすかがあります。喜びにつけ、悩んだり不安になるにつけ、相談する相手は、友だちと答える人も多いと思います。青年期の自我に目覚めるころの友だちは、生涯続く友だちになるともいわれます。親しい友だちとの交流は何より大切ですが、一方でできるだけ多くの友だちを得ること、友情の和を広げることも大切なことです。

英国の批評家エマーソンの言葉に「友を得るただ唯一の方法は、自らその友となることである」というものがあります。さらに、「人は出会いによって知人になり、付き合いによって友人となり、助け合って仲間になる」とも言っています。両方とも味わい深い言葉です。